水引草の白い花
パン工房フリージアで働いていた20歳の女性が亡くなった。区役所や社会福祉協議会前でのパンの販売が「とても楽しい」と言っていた。ニュース「フリージア号」第1号は彼女がパソコンを習い、作ってくれたものである。その中で、彼女は語っている。
「私は2才から入院生活を繰り返していました。そのためあまり学校に行けませんでした。」
「人は決してあきらめない限りがんばった分だけ思いが届きます。私は今、命を助けてくれた看護婦さん医者にありがとうという思いで一杯です。今お世話になっている人達に感謝の心を忘れずに生きていこうと思います。最後に人は一人で生きていけません。今の社会はあまり良くないニュースで一杯です。私はそんなくだらない事をしているんだったら困って居る人に手を差し伸べてあげてください。」
「私はこれからも仕事をがんばります。みなさんぜひ一度食べに来てください。」
フリージアで初めて仕事をし、社会に触れ、給料をもらって喜んでいた彼女。かれんな水引草の咲いている時に、曼珠沙華がまもなく咲こうという時に、あまりにも早く逝ってしまった彼女の言葉を心に刻みたい。ご冥福をお祈りします。
水引草の赤い花、曼珠沙華のつぼみ
子育て・介護・環境・・・情報公開と市民参画の街づくりをめざして
-
最近の投稿
カテゴリー
月別書庫