買春社会を考える」カテゴリーアーカイブ

<性売買は普通の仕事>のオーストラリアの惨状と曖昧な日本の惨状

第18回買春社会を考える会リレートーク&学習会無事終了。
<性売買は普通の仕事>であると性産業が合法化されたオーストラリアで、異論を唱えると抑圧される様子は、戦前の共産党への弾圧を想起した。官民一体となって、タイにも性産業を持ち込んでいるらしい。オーストラリアの性産業の担い手はアジア女性が多く、合法化したら性産業は拡大し、差別構造はまずます激化していくのである。<セックスワークは普通の仕事>と唱えるフェミニストたちは、この現実をどう考えるのだろう??
植民地にしていたパプアニューギニアの平均所得はオーストラリアのたった5%…これまた、驚いた・・
夕方、トー横や大久保公園あたりを歩いた。新宿区から委託され、客引き禁止遵守と青少年の見守りのために定点のトー横の他、付近を巡回している警備会社社員は、「全国から来てますよ」と話してくれた。10人くらい入れ替わり立ち替わりで<立ちんぼ>している若い女の子に男が声をかけ立ち去っていく風景を眺めながら、言葉を失った…

困難女性支援法(困難な問題を抱える女性への支援に関する法律)は効果があがるのだろうか・・・

2022年5月成立。2024年の施行に向けて、関係法令や施策に関する基本的な方針の策定など、体制整備が進められている。今まで女性への支援は、1956年に制定された売春防止法に規定されてきたが、困難女性支援法の第1条では「女性が日常生活又は社会生活を営むに当たり女性であることにより様々な困難な問題に直面することが多い」とあるように、経済的困窮、DVや性暴力被害など女性を取り巻く現代的課題をカバーした。また、第3条には「人権の擁護を図るとともに、男女平等の実現に資すること」と理念も掲げられ、女性の福祉や権利擁護、当事者主体の支援が謳われている。