性暴力被害を訴えたら議員資格剥奪!の草津町議会

草津町議会では新井祥子議員の資格審査特別委員会が昨日開催され、新井祥子議員の資格剥奪が採択されたそうです。町長から性暴力を受けたと告発した新井議員は、性暴力の真偽が問われる裁判の日程も決まっていないのに、除名処分を受けました。県は新井議員の不服申し立てを受け、除名を撤回する決定を行いました。
それなのに、町長、議長が新井議員のリコールを求める住民投票を呼びかけるだけで異常なのに、昨日は、議員資格剥奪!!!

6日の住民投票でリコールが成立してもしなくても7日の本会議で審査委員会の議決が行われ、辞職させられることになります。

12月1日草津町議会傍聴記
 新井祥子町議が町長から性被害に遭ったと告発している草津町議会12月1日の本会議の傍聴に行った。
 草津町バスターミナルに到着。あちこちに「新井議員をリコールに!〜草津町の誇りと信頼を取り戻す」という真っ赤なポスターが貼られている。12月6日が投票日だが、こんなにポスターが貼られていてお金をかけているなと思ったら、新井祥子議員の解職を求める会代表は議長。町長やホテルの経営者などが多い町議が呼びかけ人の住民投票なのである。金井利之東大教授(自治体行政学)は「リコールの活動をしたいのであれば議員を辞職して一般有権者の立場に戻ってからすべき」「リコールの乱用」と朝日新聞群馬県版で語っている。
 バスターミナル隣の立派な町役場の4階が町議会。敷地に入ったら今度は「許可なく撮影・録音禁止」のポスターが至る所にあり、傍聴席に着く前までに、20枚ほど見かけた。議場での撮影も断られてしまった。
 「第三回資格審査特別委員会 委員長報告」が始まり、新井議員は地方自治法117条の規定(本人家族等に関する議事に関与することはできない)により退場した。
 新井議員が草津町に居住実態があるかどうか、水道、電気、灯油、近隣の聞き取り、銀行口座の移動、賃貸契約などを調べる委員会だという。委員長報告に対し議員からの質問があり、ほとんど町長が答弁した後、継続審議が了承された。議長は質疑なのか討論なのかを議員には厳しく問い詰めていたが、町長の発言には寛容で、延々と町長が「演説」を続ける議事進行に驚いた。
 休憩時間に新井議員に内容を伝えたら「事実と違います」と言う。さらに、何が語られてたかもわからないと言う。荒川区議会なら、控室のスピーカーで聞くことができるのだが、草津にはその設備がなく、事務局から伝えられることもないらしい。
 ①退席した時の議論の内容を本人に伝えなくていいの?
 ②議事録に記載されたら事実のように認定されてしまい、本人に不利になるのではないか?
 ③居住実態というけれど、家族は別の自治体にいて、荒川区議会に通勤している議員もいると聞いている。議員には居住要件があるが、首長にはない。これも不思議・・・
 様々な疑問が湧いてくる。調査報告は後日とさせていただき、とりあえずの報告です。

三井マリ子さんのフェミニュース
https://frihet.exblog.jp/31852958/

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