貧困率 世界第5位

日本の貧困率(所得中位者の半分以下しかない者を貧困者と定義)はOECD加盟諸国で第5位
しかも、働いているのに貧困層に入る人口が多いのが日本の特徴らしい。
メキシコ     20.3
アメリカ       17
トルコ        15.9
アイルランド    15.4
日本         15.3
ポルトガル     13.7
ギリシャ       13.5
イタリア       12
オーストラリア   11.9
スベイン       11.5
イギリス       11.4
ニュージーランド 10.4
カナダ        10.3
ドイツ         10
オーストリア     9.3
ポーランド      8.2
ハンガリー      8.1
ベルギー       7.8
フランス       7
スイス        6.7
フィンランド     6.4
ノルウェー     6.3
オランダ      6
スウェーデン   5.3
チェコ       4.4
デンマーク    4.3
 連合総研は2つの原因を挙げている。
一、政府の社会保障給付(児童手当・失業給付・生活保護など現金給付のみを分析)および税による所得格差の縮小策が、日本は他のOECD諸国に比べ極めて貧弱なことである。
二、日本における広汎な低賃金(パート賃金)の存在がある。子どもがいる片親世帯の貧困率は、日本よりも米国、英国、カナダ、オーストラリアまた地中海諸国が高いが、働いている片親世帯の貧困率は、日本がトルコとともに60%以上で群を抜いて高い(米国でも約40%)。また、生産人口における貧困層においても日本は2人働き世帯所属の貧困者がその4割弱、1人働き世帯所属の者が3割強を占め、無業者は1割強である。一方他の先進国の貧困層では、2人働き、1人働き世帯所属の貧困者の比率は大幅に小さく、無業層が中心となっている。
 

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