八ッ場ダムの底に沈む渓谷

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新緑の吾妻渓谷は美しい
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突如、道路工事のための巨大なコンクリートが出現
 5月1・2日、八ッ場ダム予定地の川原湯温泉に出かけた。加藤登紀子さんが五木の子守唄の村がダムに沈んでしまった時の辛い思い出を語り、澤地久枝・永六輔さんも、この、美しい渓谷を、温泉を、都会の水問題のため(もうすでに、東京の水不足はありえないということなのだが)ダムをつくるこの事態をなんとかできないかと語った。
 50年も前に、ダム造成の話がもちあがり、反対運動をしてもだめで、あきらめざるをえず、移転を了承した温泉街の人たち。源泉の湯量は豊かで、やわらかい。紅葉の吾妻渓谷はそれはそれはすばらしいという。
 ダム建設が本当に必要かという議論の中で、地元の生活保障を前提に、群馬県議会でも、反対派が増えてきたという。
 工事は続けられ、更なる税金が投入される。美しい自然を壊して、必要性のないダムが作られる。何とかならないのだろうか。

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