失業手当給付について

 失業手当の給付期間の延長を求める意見書などを荒川区議会として出すことになった。民主党・市民の会は以下の理由で反対し、わたしは討論を行った。
 失業給付の全国延長給付の発動を行うよう求める意見書に反対の立場で討論を行います。
 雇用情勢が非常に厳しいという認識は同じであります。しかし、今、政治に求められているのは、単なる失業給付の延長ではなく、誰でも柔軟に転職を可能とする希望社会をつくることではないでしょうか。失業給付の延長に税金をつぎ込むのではなく、職業訓練の充実と企業の受け入れの支援、そして、新しい産業を興したり、地域密着型産業を起業する人たちへの支援にこそ税金を使うべきです。ワークシェアリングで長時間労働をなくすこと、非常勤と常勤との格差是正、同一価値労働同一賃金体制の構築など、労働の価値観を変換する政治の質が問われているのです。政権交代となった今こそ、新しい労働環境をつくる好機なのです。
 単なる失業給付期間延長では問題は解決しないと申し上げて、私の反対討論を終わります。

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