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松林伯圓を偲ぶ

 2月8日、西日暮里3丁目の南泉寺060208_1315~0001.jpg
で、32回目の伯圓忌が行なわれるというので参加した。伯圓は講談中興の祖として講談界では、誰もが知っている有名人だという。
 初代、第二代の伯圓のお墓参りもさせてもらった。あのあたりは近所の散歩コースとはいえ、あんな見晴らしのいい高台のお墓までは行ったことがなかった。宝井馬琴師匠は、この階段を上がることができればあと十年は生きられるとかおっしゃっていたが・・。
 参加者のなかに、田辺鶴英さんがいた。私が始めて区議会議員に立候補したときのサニーホールでのつどいで、講談を披露していただいた方である。介護体験にもとづく「修羅場介護日記」を演じていただいた。もう7年ぶりなので、お会いできてよかった。
 講談師も昔は男ばかりだったが、いまや女性が半分という時代だそうである。日本初の女性真打として活躍されている宝井琴桜さんは区内にお住まいで、荒川区は、さすが、講談や落語の芸に係わる方が多い。  
  参考   張扇一筋ジェンダー講談・・・<日本初女性真打>講談師かく語りき・・・ 
                     宝井琴桜著 悠飛社
 武蔵野美術大学の今岡謙太郎助教授の「安政三組盃と歌舞伎」と題する講演があり、江戸文化にふれたようで、楽しかった。荒川区もいろいろ文化探検のできる街なのである。