地域ケア」カテゴリーアーカイブ

豊中市の障がい児教育

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箱庭療法のセットが7つのプレイルームにあるほか、プールや砂場、トランポリンなど様々なおもちゃが備えられている。3歳半から中学生までの本人と保護者にカウンセリングやプレイ・セラピーを行う
 
  荒川区でも特別支援教育が始まったが、「この子の障がいは重すぎて、普通学級では伸びない」「専門家のいる別の場所に行ったほうが、この子のためだ」と、先生達は言う。その言葉は、我が子を普通学級に通わせたいという親の深い深い願いに、ずっと接してきた私には、本当につらい。
 以前から、気になっていた、大阪で行われている「統合教育」の現場の話を伺いに、豊中市教育センターを訪問した。
 そこで、先生達から、普通学級はふさわしくないという意見はでませんかと質問したところ、「きょとん」とされてしまった。「普通学級に障がい児がいるのがあたりまえですからねえ」「クラスから出して、特別の教育をするのは問題だという先生もいますから」とのこと。
 特別支援教室は必要なすべての学校に配置される(障がい児が一人でも)。障がい児は普通学級に籍を置き、特別支援教室も活用しながら、「共に学ぶ」が実践されているという。
 荒川区の障がい児の支援を、見直す必要があると思う。
 
 
 

冠新道いきいきサロン

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 お年寄りの交流の場として区内20数か所で展開されている、いきいきサロン。冠新道の商店街の一角、三芳建設相談室・あらかわ文化村では毎月第一水曜日午後2時から3時に開催されている。北部町会女性部・商店街・民生委員の皆さんが3ヵ月ごとの担当制で取り組んでいる。ボランティアのコーヒーと手づくりおしるこ(感謝!)に舌鼓をうちながらのおしゃべりの時間である。昨日は商店街のおかみさんたちが、盆踊りを披露。20日の冠新道盆踊り大会で一緒に踊りましょうと呼びかけた。
 お年寄りの閉じこもり防止、介護予防の観点から、包括支援センターが協力して、社協が取り組んでいる。地域の世話焼きさんたちの協力がすごい!!日暮里にあまりに少ないので、私もあちこち場所を開拓している。いきいきサロンがさらに各所にできることを期待したい。
 2月から介護施設を訪問して歌う会を始めている。その歌詞カードをいきいきサロンでも活用してもらっている。私も楽しみである。Download file

共に生きるまちづくりは共に学ぶ教育から

080630_0900~01.JPG ハンゲショウ(半夏生) 1枚の白い葉
 29日、西東京市で開催されたシンポジウム「障害をもつ子どもの学校生活を考える」に参加した。講演は、ひがしまつやま市総合福祉エリア施設長の曽根さん。市長が音頭をとって、こどもの進学先を振り分けている「障害児就学指導委員会」を廃止した松山市の取り組みをうかがった。教育委員会の反発はすごかったという。教育分野での取り組みはこれからとお見受けしたが、乳幼児から就労、親亡き後のグループホームまでの、地域で障がい者が生きるための支援は、かなりすすんでいるようだ。
 主催の障害をもつ子どもの学校生活を考える会のシンポジウムは昨年始まって、3回目。前回の、普通学級での障がい児教育の実践を(30年以上)経験されてきた3人の教員のお話の記録は、とても説得力があり、一気に読んで、感動した。
 (28日に勉強した)「同一価値労働同一賃金」も、「統合教育」も、先進国では主流の考え方。なぜ、日本は遅れをとるのかと残念でならない。
 障がいがあってもなくても、女でも男でも、差別のない社会をめざしたい、。

橋幸夫さんの講演

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 6月8日午後、認知症のお母様を介護された橋幸夫さんの講演会に参加した。さすが、芸能人である。以前区内でも講演された金子満雄先生の、浜松早期認知症研究所の「小ぼけ・中ボケ・大ぼけ」を紹介し、予防の大切さを語り、妄想・幻覚・徘徊という「認知症という病気」を愛情を込めて、わかりやすく、お話された。介護・家族・人生を語る橋さんは、南千住の温泉つき有料老人ホーム(社長が後輩とのこと)http://www.c-24.jp/concier/を見た後、素盞雄神社の祭りに遭遇したそうで、生まれ故郷の荒川区の祭りが健在であることをとてもよろこんでおられた。
 最後は、ロシア民謡に寄せて「いのちのうた(コロブチカ)を歌って講演は終わった。
 介護は「人」、人材育成に頑張っていただきたい。国も、介護の人材確保のためにちゃんと予算をお願いしたい!!

まちや明生苑

 5月10日、4月に町屋5丁目15にオープンした、まちや明生苑を見学した。
 介護付有料老人ホーム(119床)・グループホーム(2ユニット)・デイサービス(定員50名)
 玄関を入るとすぐの広々としてデイサービスには、リハビリの様々な器械がずらり。施設長の小原さんは理学療法士で、「お年寄りはリハビリを嫌がるという人がいますが、とんでもない。生活の改善のためのリハビリを熱心に取り組んでおられます」「荒川区にはリハビリ中心のデイサービスがほとんどないようなので」と意欲的であった。
 同じく1階の目立つところに、調理室があり、パンも焼いている。「食事の匂い」にこだわりたいからだという。
 有料老人ホームは、24㎡の個室(和室あり)で結構広い。入居一時金150万円・保証金40万円・月々228500円・+介護サービス料。
 グループホームは開所時期は未定だが、広いということで、お値段は高めになるとのこと。
 足立区の苑田病院が母体なので、胃ろうもOK,透析や緊急時も苑田病院へ運んでくれるという。(他の医療機関へい行く場合は送迎料が必要)
 新しい施設は、きれいで、よく考慮されていると思う。ぜひ、素晴らしい人材を確保して、高齢者の気持ちに寄り添う介護を実現していただきたい。