指定管理者の選定・・建設環境委員会

 区営・区民住宅の管理運営の指定管理者を特命で東京都住宅供給公社に指定し、3年間が過ぎた。来年4月からの指定にあたり、区の方針としては、外部委員を含む審査委員会で実績を審査の上よければ、特命で継続するという。
 各委員から、公募にせよとの意見があいついだ。区は公社のほうが安価で、借り上げ住宅のオーナーも安心というが、民間活力を活かすための指定管理者制度なのだから、ぜひ、公募にして欲しいと思う。区内事業者が参入すればそれもよし、区営住宅は高齢者の住まいだし、何らかのサービス提供を提案する事業者もあるかもしれない。始めから特命では、サービス向上は期待できない。高齢者・障がい者施設や保育園などは、素晴らしい提案をもつ他の事業者の参入がなければ、継続でいいと思う。
 区も公募もふくめ検討するようだ。
 自転者等駐輪場の指定管理者は、3年前に公募、今回は、審査委員会で管理運営が良好と判断したならば特命で、3年間選定。良好でなければ公募。センター町屋も南千住駅東口も実績が上がって、2年前より、それぞれ150万円・120万円の区収入が増えたという(収入増の分は区と事業者で半分づつ)。
 区の事業者への信頼は厚いとのことだが、区民雇用(どちらも、雇用者6人のうち2人は区民というとりきめがある)、障がい者雇用などの取組みも広げて欲しいと思う。
 センター町屋は器具が老朽化して、自転車を上段に上げるのに力が要るそうだ。朝の混雑を解消するために、自分で置いて行く区画と、職員が手伝ってくれる区画とに分けているとのこと。結構なサービスだが、それを「男性専用」「女性専用」と名づけているのはいかがなものかと議論になった。男性にも、力のない人や内部障がいで手伝って欲しい人もいる。女性にも元気な力持ちはいる。
 単に「女性専用」「男性専用」と表示することが、「女はか弱く」「男は力持ち」という性別役割分担の押し付けになりはしないか、よ~く考えていただきたい。ピンと来る感性を磨いて欲しいなと思う。区職員は啓発する立場なのだから、特に、である。

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