障がい者の居場所として性売買はあり???

障がい者の居場所として性売買はありだという講演を主宰した松江市、障害者基幹相談支援センター受託団体とは電話で議論して、一応、理解してもらえました。事前に把握できなかった、その場での対応が欲しかった、障碍者が性産業に絡め取られている現実を考慮してほしい、知的障碍者の恋愛や結婚について研修を行うなら、先駆的な支援を実践している団体を呼んだらいい等々。
あとは、島根大学にどんなメールを送るか、思案中。学問の自由とはいえ、差別固定を許すのか…論文を出すときに、誰も何も言わないのか…研究者の世界で指摘するべきことだと思います。 

以下、新聞社に質問状をだしましたが、答えてもらえませんでした。

山陰中央新報さま
私たち、買春社会を考える会は、買春(カイシュン=カネで他人の性を買う行為)は性暴力であり人権侵害であると考えて、研鑽を続けてきた市民運動団体です。
昨年8月15日の「知的障害者の恋愛や結婚」と題する記事の中で、

ーー知的障害のある女性の性被害に関する調査は日本にはない。性被害の概念を伝えること自体難しいからだ。性産業従事者が「店から稼ぎ手として大事にされている」「買春産業なら相手にしてもらえる」と誇りや居場所を感じる場合もある。
私には性被害だと思えず、性産業を否定できないと思った。ーー

と講演者の発言内容を報じておられることについての見解を伺いたいと思います。

多くの知的あるいは精神障碍者やグレーゾーンとされる方々が性産業で収入を得ておられることは広く知られています。それは性産業業者が囲い込み、搾取している結果であり、男尊女卑の、福祉が貧困な日本社会ゆえの問題ではないでしょうか?
島根大学の研究者が囲い込みあるいはグルーミングの要因を指摘せずに、「居場所を感じる」と肯定的に論じるというのは誠にお粗末な無理解だと思います。売春防止法は女性だけを罰する等、女性差別の大きな問題点はありますが、根幹に売買春は女性の『人としての尊厳を害』する人権侵害とし、違法としています。
貴社は
⑴この講師の発言は売春防止法の趣旨に反するものであるという認識はおありですか?
⑵どのようにこの講演を受け止めて、この記事を書かれたのでしょうか。
⑶その後、この記事がもたらすであろう、
「居場所にしている人がいるから、知的障碍者が性売買をすることを肯定すればいいと考えることが許される」という誤解を解くような記事を掲載されたのでしょうか?
以上3点についての見解をお示しください。
恐れ入りますが、買春社会をを考える会himiko.pro20@gmail.com 宛に、2月末日までにメールでお答えください。

買春社会を考える会;体を売らなくても暮らせる社会を❣️ 
https://www.facebook.com/profile.php?id=100066608509091

コメントは停止中です。