障がいのある人と共に」カテゴリーアーカイブ

「グループホームの住所は非公開」に思う。

 荒川区内には知的・精神障がい者のためのグループホームが29ユニットある。
定員169人、現在空きは24人。地域交流があり、生活がその人らしく豊かになるように運営され、親が安心して託せるような評判の良いホームは少ないと聞いている。利用者保護のため所在地は秘密のホームも多い。
 私は一生治らないと医者が宣言した双極性障害で障害者手帳2級保持者だが、この8月の再申請はしない。2019年、鬱の議員は信用できないと言われ、せの喜代を応援する会は崩壊した。
 そして、このホームの住所は非公開という現実が示すとおり、精神障がい者への差別はまだまだ根強い。

パンの宅配始めます

 障がい者就労支援NPOフリージアが移動パン工房の営業を始めてから3年半、荒川遊園や区役所でのパンの販売が定着してきた。しかし、昨年の小麦粉の値上がりで原価が上がり、さらに、この不況で売り上げが減り、この夏の売り上げ減少期を乗り越えることができず、ついに、倉庫の家賃が払えない!!という事態に陥った。
 そこで、固定客の売り上げ増を目指して、宅配を始めることにした。是非、ご協力いただきたい。商売は本当に大変!!ということを身にしみて感じる毎日である。
フリージアのパンを配達します
障がい者就労支援NPOフリージアへの協力のお願い
NPO法人フリージア   代表 後藤潔
             〒116-0012 荒川区東尾久4-19-14 後藤ビル2階
                電話:03-3893-7778 Fax:03-3893-3046
 NPO法人フリージアは障がい者就労支援を目的に活動しています。
2006年3月から、移動パン工房フリージアとして、冷凍庫・発酵機材・オーブンを備えたキャンピングカーで、移動焼きたてパン工房を開業しました。現在、
土日祝日 あらかわ遊園
水曜日   荒川区社会福祉協議会前(南千住1丁目のスーパー:イトーヨーカドー前)
木曜日   荒川区役所駐車場
において、10時から4時を目安に営業しています。薬物・アルコール依存症からの復帰支援作業所、知的障がい者作業所、精神障がい者作業所からスタッフが参加、主婦や定年後の高齢者とともに、仕事を分担しています。
特に、行楽シーズンの荒川遊園は、入場者も多く、障がい者も、大いにやりがいを感じながら楽しく働いています。
しかし、移動焼きたてパンの販売は、気候に大きく左右され、雨天や、猛暑・極寒時は、つらい労働にもかかわらず、売り上げは微々たるものです。毎月のスタッフの人件費等の保証をするために、さらに、営業努力が必要です。
そこで、皆さんに以下のようなご協力をお願いします。
1. 月一回ないし毎週、販売可能な売り場をご紹介ください。
2. 団体での予約注文をお願いします。
さらに、宅配を始めることに致しました。
ご家庭にお届けしますので、ぜひ注文して下さい。
 注文書     いずれかをお選びください
         
             
・毎週  ・隔週    ・曜日指定     ・時間
・5ヶセット   650円   
・7ヶセット   910円   
・  ヶセット     円
・ 食パン(普通)& 3ヶセット       690円
・ 食パン(デニッシュ)& 3ヶセット    690円
・ お好みがあれば 
    
お名前
ご住所                       電話番号

サマーコンサート

080713_1410~01.JPG しあわせ通りを踊っている。わかる?
 障がい者も高齢者も歌って踊って楽しくすごそう!コール・コアラサマーコンサートが今年も7月13日、アクロスあらかわで開催された。
 皆さん、日頃の練習の成果を披露。
 歌うって、いいね!踊るっていいね!みんな一緒だね!
 
 こういう活動がどんどん盛んになればいいと思うが、会場が足りなくて困っているのが実情・・・。

豊中市の障がい児教育

080710_1136~03.JPG 
箱庭療法のセットが7つのプレイルームにあるほか、プールや砂場、トランポリンなど様々なおもちゃが備えられている。3歳半から中学生までの本人と保護者にカウンセリングやプレイ・セラピーを行う
 
  荒川区でも特別支援教育が始まったが、「この子の障がいは重すぎて、普通学級では伸びない」「専門家のいる別の場所に行ったほうが、この子のためだ」と、先生達は言う。その言葉は、我が子を普通学級に通わせたいという親の深い深い願いに、ずっと接してきた私には、本当につらい。
 以前から、気になっていた、大阪で行われている「統合教育」の現場の話を伺いに、豊中市教育センターを訪問した。
 そこで、先生達から、普通学級はふさわしくないという意見はでませんかと質問したところ、「きょとん」とされてしまった。「普通学級に障がい児がいるのがあたりまえですからねえ」「クラスから出して、特別の教育をするのは問題だという先生もいますから」とのこと。
 特別支援教室は必要なすべての学校に配置される(障がい児が一人でも)。障がい児は普通学級に籍を置き、特別支援教室も活用しながら、「共に学ぶ」が実践されているという。
 荒川区の障がい児の支援を、見直す必要があると思う。
 
 
 

共に生きるまちづくりは共に学ぶ教育から

080630_0900~01.JPG ハンゲショウ(半夏生) 1枚の白い葉
 29日、西東京市で開催されたシンポジウム「障害をもつ子どもの学校生活を考える」に参加した。講演は、ひがしまつやま市総合福祉エリア施設長の曽根さん。市長が音頭をとって、こどもの進学先を振り分けている「障害児就学指導委員会」を廃止した松山市の取り組みをうかがった。教育委員会の反発はすごかったという。教育分野での取り組みはこれからとお見受けしたが、乳幼児から就労、親亡き後のグループホームまでの、地域で障がい者が生きるための支援は、かなりすすんでいるようだ。
 主催の障害をもつ子どもの学校生活を考える会のシンポジウムは昨年始まって、3回目。前回の、普通学級での障がい児教育の実践を(30年以上)経験されてきた3人の教員のお話の記録は、とても説得力があり、一気に読んで、感動した。
 (28日に勉強した)「同一価値労働同一賃金」も、「統合教育」も、先進国では主流の考え方。なぜ、日本は遅れをとるのかと残念でならない。
 障がいがあってもなくても、女でも男でも、差別のない社会をめざしたい、。