教育ビジョン他 06・12・18文教子育て支援委員会

放課後子どもプランモデル事業を宮前小で開始
    文部科学省と厚生労働省が予算をつけた放課後事業。1年生から6年生までが午後6時まで小学校構内で、遊び・勉強・スポーツ・文化活動を行なう。登録制。当面無料。前日までに申し込み、出欠確認をカード等で行なう。子ども達は家に帰らず、改修した普通教室を拠点にその日の指定場所(図書館・体育館・教室など)で活動する。
 児童館・学童クラブなどの経験者の常勤職員1人、非常勤職員複数体制。詳しいことは決まっていないので、推進チームで準備する。
 こどもの安心な居場所として、必要な事業であろう。異年齢の子どものかかわりが増え,児童心理などにも詳しい専門職員や学生や地域の大人たちが子どもの支援をする事業になればいいと思う。学童クラブとは別事業の位置付けでおこなうという。学童クラブの必要性からいってもいままで培った事業内容のレベルを落とすことはあってはならない。
 有料にして、おやつを提供し、宮前小学校の児童全員を受け入れ可能な放課後子どもプラン荒川方式を望む意見も出た。宮前小学校の学童クラブ利用者は近くの児童館などに行くことになるので、いろいろ問題は出るだろう。しかし、この、放課後子どもプランが、学童クラブの機能を持つぐらいの、場所の確保と人員配置を行なう覚悟があるならいざ知らず、安易に学童クラブとの統合は考えるべきではない。学校が楽しい場所になればうれしいし、こどもにとって、いろんな居場所が確保されることを望む。
 庁内の推進チームで検討中というが、「地域で子育て」をめざして、早期に地域・保護者との検討をはじめて欲しい。今後に注目したい。
学校図書館の進捗状況
  図書の整備がすすみ、学校図書達成率100%もまもなく。図書室の改修も行なう。
  何よりも、学校司書資格をもつ、図書指導員の全校配置を!!。現在、三日・赤土・一日小と南二・諏訪台中のみ。すばらしい成果が報告されているのだから、予算が搗くことを期待する。
荒川区学校教育ビジョンの素案について
  なかなかいい感じである。「『教育の荒川区』宣言!」として教育委員会の意気込みを表現したとのこと。どう具体化するのかが難しいところだが・・。今後、区民からもパブリックコメントを求める。
 以下、私の感想
1、家庭教育との連携や「親と子が共に育つ」はいい。大切な家庭教育である、しつけ・手伝いに言及していないが、食育を含め、乳幼児期からの家庭教育が学校教育に影響する。幼児教育からの連携といっても、入学までは、感性を豊かにすることを第一に。
2、個性や能力を伸ばす教育の中で、自己表現能力やコミュニケーション能力を育てて欲しい
3、「運動系部活動の活性化」というなら、芸術系部活動もよろしく!
4、食育推進で「栄養士全校配置」というなら、栄養士の格差・学校格差・調理業務委託業者格差の問題にとりくんで欲しい
5、教育環境の整備でまず、「情報教育の充実」を上げるのではなく。「学校図書の充実」を。そして、学校図書だけでなく、地域図書館と連携した、「読書力の向上」を目指す位置付けを
 「障がい者」という表記をけしからんという意見もあったが、「害」のマイナスイメージが差別だという考え方があるのだから、「人権配慮」の価値観で日本語も変わっていくと思いたい。

コメントは停止中です。