議会報告」カテゴリーアーカイブ

荒川区の民泊規制条例の背景にある排外主義を考え、共生を目指したい

ケヤキの新緑がまぶしい…街の緑の大切さをわからない荒川区に切られないでよかった。本当によかった…つくづく思う。私は運がいい💕
昨日、1年間の議会を閉会した。民泊規制条例が可決された。今の荒川区は日本の中でも排外主義の強い地域なので、規制はやむをえない。しかし、外国人はじゃまとでもいいたいような区民意識を変える観光振興や多文化共生をめざす区の取り組みが問われていると思う。
外国人に人気の観光スポットは上野や谷中。荒川区に隣接しているのだから、温かいおもてなしの心を発揮したいものだ。作家の半藤一利さんが日本人は攘夷の思想がそのまま残っていると指摘してるユーチューブを見て、なるほどと納得した。若い人はどんどん新しい意識になっている。荒川区議会はもっと若返りしたほうがいいと思う。

2017年度荒川区一般会計決算に辛口の意見をつけて賛成

市民の会 瀬野喜代です。私は2017年度荒川区一般会計歳入歳出決算の認定について賛成の討論を行います。
荒川区基本計画には「真の豊かさにつながる区民の幸福度の向上こそが区政の役割であるという考え方の下、グロス・アラカワ・ハッピネス=荒川区民総幸福度という尺度を区政に取り入れ、区民とのパートナーシップを大切にした区民に信頼される質の高い区政を推進していきます」と書かれています。
しかし、西日暮里二丁目北児童遊園の廃止をめぐる区の動きは、議会に条例提案した後に区民への説明会をおこなうという「質の低い区政」でありました。まさに区民の信頼を裏切り、区民を不幸に陥れる区政でありました。区民の糾弾に対し、謝罪の表明があったので、今後、このようなことは二度としないであろうと期待して、決算の認定に賛成するものです。
 荒川区自治総合研究所は、自然体験により磨かれた子どもの感性は生きる力をはぐくむと研究成果を発表しました。身近な自然との触れ合いが大切と区も表明しています。西日暮里5丁目にはすでに公園は無く、今回、西日暮里2丁目からも公園をなくしてしまうということは、この、日暮里地域に多数存在する園庭のない保育園や保育ママさんに預けられている子どもたちから、貴重な散歩の行く先を奪い、自然体験の機会を奪うことになります。緑のある公園は、大人にとっても癒しの場であり、憩いの場です。公園をなくすことは区民の幸福度を下げます。対策を考えるべきだと私は思います。
 美人画で有名な竹久夢二は関東大震災に際し次のように書いています。「邪魔者にした上野の森やしのばず池や愛宕の山がどれほど火事を防いでくれたか。次の東京は緑の都市でなくてはならない」地球環境保護のためにも、防災減災の観点からも、緑を増やすことはこの、住宅密集地である荒川区ではとても大切なことであるはずです。
 この間、貧困の連鎖を断とうという活動が活発です。私はさらに「緑の貧困の連鎖」に注目しています。緑の少ない街で育った人々は緑の中で暮らすことのすばらしさを実感できない、緑が少なくて当たり前なのです。悲しいことに。私はこの荒川区の緑が少なくて公園が少なくて当たり前という連鎖を断ち切ろうと呼びかけます。区としても緑化推進を掲げているわけですから、区の努力を求めます。
 また、公共施設の長寿命化をめざすと区は言っていますが、今、解体しているピアホームは築45年、まだまだ使える建物でした。区は改修工事のほうが割高になると試算しましたが、その数字は、近所の一級建築士に見てもらったところ「デタラメ」という評価でした。この間のふれあい館の建て方の説明も二転三転し、区への失望が広がっています。区民への説明は正確であるべきです。荒川区は区政に関する情報提供の拡充と区民参画・協働の推進をうたっているのですから、誠実に区民と向き合うべきだと思います。
 以上の意見をつけて、決算の認定に賛成いたします。

私は男女平等を主張します

自分の夫を「主人」と言って平気な女が大多数だ。ほとんどの日本人は気にしない。区議になりたての頃、若い女性からメールをもらった。区からの通知に「主人」とあるが「私の主人は私であるからこの表記はやめてほしい」と。私の指摘を受けて区はこの表記をやめた。
何故か?女性差別であるからだ。些細な事だが、日本人の人権意識の象徴とも言えるかもしれない。些細な事がことの本質である場合がある。
男女混合名簿の話をするとジェンダー意識の低い人は「そんな小さな小さな事、くだらない」などと嫌がられるから余り言わなかったけど、今回、予算委員会で質問した。部長答弁は予想通りだったし、くだらない質問だと思った人も多いだろう。だが、あえて、ジェンダー意識のとりわけ低い荒川区で、荒川区議会で語る必要を私は感じている。
私立学校では男女混合名簿は当たり前らしい。荒川区は遅れてる。私は語ると疲れるから語ってこなかった。私がサボったとも言えるけど、男らしさ女らしさを強調した男女共同参画条例を提案した元区長が、収賄で逮捕されてもトップ当選で区議会議員に返り咲く荒川区なのだ。
でも、一念発起鬱を乗り越えつつある私は、自分の原点に立ち返り、この荒川区で、男女平等を主張します

私は提案したい。公園を廃止しない待機児対策を!

1、東日暮里ふれあい館は保育園と合築にする=100名の保育園ができる。ピアホーム跡地には認知症デイサービスと乳児の保育園をつくり、交流事業を徹底する。日暮里幼稚園の預かりを開始する(日暮里こども園を)
東日暮里サービスセンターを廃止して、保育園とする(高齢者デイサービスは民間で充足している。待機児対策に活用するべき)

2、荒川4丁目の警察住宅の駐車場に保育園に建てる=100名の保育園ができる
3、荒川8丁目の都有地に保育園を建てる
4、南千住の水道局の隣の都有地に保育園を建てる
これだけでも400人以上の待機児対策になる。

現在、予算委員会で各会派が待機児対策について議論中。残念ながら、私の質問時間が終わっているので、聞いているだけ、、、

松山市視察報告

4・8観光・文化推進調査特別委員会では、人事の紹介の後、1・28-29松山視察について質疑した。
荒川区は俳句のまち宣言をして、「西の松山、東の荒川」と言われるぐらい、俳句を流行らせようと決意したのである。議員と一緒に行った、地域文化スポーツ部長と観光課長が俳句ポストに投句して見事、入賞したとのこと。さすが、積極的!と感心した。
松山は江戸時代から俳句が盛んで、その歴史の上で、正岡子規を輩出した。近年は俳句甲子園なども有名で、俳句人気に寄与していると思う。一億にもなるという予算をかけて頑張っている。その蓄積にはとうてい及ばないけれども、荒川区なりの方法で俳句を普及していけばいいと思う。

菜の花と薄雲流る草いきれ

としたいのだが、草いきれは夏の季語だから何に変えようかな、、、

私は、季語を楽しむ言葉遊びとして俳句に親しんでいる。